長野県中野市で5月、男女4人が殺害された事件で、容疑者の男は凶器とみられるナイフを「ネットで買った」などと供述していることが、新たにわかりました。
事件は5月25日、中野市江部(えべ)で散歩をしていた2人の女性がナイフで刺され、その後、警察官2人が猟銃で撃たれるなどして、4人が死亡したものです。
逮捕された近くに住む青木正憲(あおき・まさのり)容疑者は、容疑を認めていて、2人の女性が自分のことを「ひとりぼっちとバカにしているように聞こえた」などと話しています。
その後の調べで青木容疑者は犯行に使用したとみられるナイフについて、「ネットで購入した」などと話していることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
捜査関係者によりますと、青木容疑者の自宅からは血の付いた大きなナイフを押収しているということで、警察は凶器の特定や入手経路などを調べています。
また、青木容疑者は落ち着いた様子で取り調べに応じていますが当初からは一部、供述の内容が変わってきているということで、警察は動機の解明を慎重に進めています。