中野市で男女4人が殺害された事件から、1日で1週間となりました。
逮捕された容疑者の男は女性2人から、「ひとりぼっちだと馬鹿にされていると思った」などと話していて、警察は引き続き、犯行の動機の解明を進めています。
この事件では4月25日午後4時すぎ、中野市江部(えべ)で散歩をしていた竹内靖子(たけうち・やすこ)さんと村上幸枝(むらかみ・ゆきえ)さんがナイフで刺され、その後、現場に駆け付けた中野警察署の警察官、池内卓夫(いけうちたくお)さんと玉井良樹(たまい・よしき)さんが猟銃で撃たれるなどして4人が死亡しました。
警察は近くに住む農業・青木政憲(まさのり)容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。
青木容疑者は容疑を認めていて、調べに対し、女性2人から「ひとりぼっちだと馬鹿にされていると思った」、「警察官に撃たれると思ったので先に撃った」などと話しているということです。
2人の警察官は当時、拳銃を持っていませんでした。
事件発生から1日で1週間。
警察庁の露木康浩(つゆき・やすひろ)長官は、警察官2人が殉職したことを「痛恨の極み」とした上で、容疑者が猟銃を所有していたことについては、問題はなかったとの見解を示しました。
■露木康浩警察庁長官
「猟銃等の所持許可の手続きは法令の規定にのっとって行われており、現時点問題があったとの報告には接していない」
青木容疑者はなぜ、4人を殺害する凶行に至ったのか。
事件の真相解明が進められています。