今回の事件で青木容疑者が使用したと話しているハーフライフル銃とはどんな銃なのでしょうか。
いわゆる「猟銃」は、1.「空気銃」 2.その他の猟銃を含む「散弾銃」 3.「ライフル銃」の3種類に分かれます。
火薬をつかうため、空気銃よりも散弾銃、さらにライフル銃の方が威力があります。
特にライフル銃は威力がきわめて大きいため、所持は原則として散弾銃の継続所持10年以上という条件があり、初心者が最初に所持することはできません。
しかし、初心者でもライフル銃のように威力の高い銃を所持することができます。
それが、「その他の猟銃」にあたる「ハーフライフル銃」です。
上伊那銃砲火薬店の登内(とのうち)里見さんに聞きました
■登内里見さん
「ハーフライフルってものは散弾銃の弾のサボットスラッグ弾という種類の弾を使います。銃身の中にライフリングが半分くらいついていますんで、そのライフリングに食い込んで強制的に回転させて弾が飛び出ていく仕組みのものです。空気抵抗で弾が回転するものよりも強制的に回転させて出ていくので殺傷能力もありますし命中精度も高いとそういったものです」
そうしたハーフライフル銃をはじめ4丁の銃を所持していた青木容疑者。
日本ではすべての国民に対し銃の所持は禁止されていますが、狩猟・有害鳥獣駆除、競技用射撃などに使用する場合に許可が下ります。