下山さんは、古民家そのものだけでなく、鬼無里地区の魅力にも気付いてもらいたいと考えています。

■信州古民家の宿燕Annex(別館)下山哲司支配人 「昔は釘を使わない大工さん・職人の技で建っている。昔の家ってこんなにすごいんだなというところを感じてもらえればうれしい。宿に泊まって体験してもらって鬼無里の良さを知ってもらって定住につながれば」
実際に、地区への移住につながったケースもあります。
カナダ出身のスキナー・ロバートさんと妻の佳子(けいこ)さん。
2022年11月に築およそ80年の古民家を購入し、横浜との2拠点生活をしながら夏には移住する予定です。

■スキナー・ロバートさん
「(古民家は)日本の文化でもあるから私はそのスタイルが好き」
■妻・佳子さん
「家だけじゃなく、人とか自然とか地域一帯の雰囲気が主人はとても気に入って」
2人は、古民家を購入する前後に下山さんの宿に泊まり、自分たちが暮らしていくにあたっての参考にしていました。
一度役目を終えた古民家を再生してきた下山さん夫婦。
2人が願うのは、この宿を通してスキナーさんたちのように鬼無里での暮らしを選ぶ人が少しでも増えていくことです。

■妻・下山徳子さん
「文化と生活が結びついているということを私は伝えていきたい」
■信州古民家の宿燕Annex(別館)下山哲司支配人 「古民家ファンを増やして鬼無里にも興味を持ってもらって移住定住につながればという思いでやっている」












