路面沈下の復旧工事でおよそ2年間片側交互通行が続いていた長野市の国道19号はきょう(29日)、規制が解除されました。

長野市と松本方面をつなぐ主要な幹線道路で、道中の道の駅も客足の増加に期待を寄せています。


きょう規制が解除されたのは、国道19号の長野市信州新町(しんしゅうしんまち)・水篠橋(みすずばし)付近から、道の駅「信州新町」までのおよそ500メートルの区間です。


国土交通省は3月、路面沈下を起こした地すべりを食い止める工事を終えたとして規制の解除を決定。

きょうは午後1時前からおよそ5分間、道路を全面通行止めにしてカラーコーンなどを撤去し、午後1時過ぎに規制が解除されました。

(記者)「たったいま規制が解除され、両方の車線で通行できるようになりました」


現場ではおととし(2021年)3月、路面にひび割れや沈下が確認され、通行止めとなった後、およそ2年間にわたって片側交互通行が続いていました。


道路沿いの道の駅にとっては、待ちに待った規制解除。

新型コロナの落ち着きや人気の山菜シーズン到来と合わせ、客足の増加に期待を寄せています。

(道の駅信州新町・高山隼さん)「いいタイミングで全面開通となり、店にとっては非常にありがたい。特に山菜シーズンが本格化しますので、多くの皆様のご利用を期待したいなと思っています」


長野国道事務所では、およそ1年間、現地で観測を続け、道路のズレなど異常が確認された場合は再び通行止めにするとしています。