主に若い人たちが、インターネット上の募集をきっかけにして犯罪に加担するいわゆる「闇バイト」が問題になっています。
長野市で県内の大学生などが参加して、被害を防ぐための検討会が開かれました。

(県警組織犯罪対策課・森剛警部補)「最近では話題の『ルフィ』ですかね」

県庁で開かれた「闇バイト」を防ぐための検討会。
大学生のボランティアが参加する特殊詐欺防止の取り組みの一環として開かれました。

いま問題になっているのが、「ルフィ」グループによる広域強盗事件。

フィリピンからSNSなどを通じて指示を出し、アルバイト感覚で応じた若者が実行した疑いが持たれていて、関与が疑われる容疑者が別の窃盗の疑いで逮捕されました。

(森剛警部補)「一度申し込んだら逃げられなくて犯行に加担していってしまう」

警察の担当者から犯行グループの手口など基本的な説明を受けたあと、参加した7人の学生が、捜査員と一緒に対策を話し合いました。

(長野県立大学2年・柳沢奈々子さん)「実際にやっている人を見たことない、#闇バイトみたいなのを見たことがある…」

(信州大学3年・久保田大翔さん)「我々世代というのは意識が低い、足りないと考えている」

学生からは、・闇バイトをきっかけに犯罪に加担してしまった人から体験談を聞くことや、・小中学生の段階から闇バイトの怖さについて講義を行うことなどが対策の案として出され警察は今後の啓発に役立てることにしています。