22日広島県で行われた都道府県対抗男子駅伝で、長野は大会新記録で連覇を果たし9度目の優勝を飾りました。

圧巻の走りで繋いだタスキ、選手たちは23日、地元に凱旋しました。
午後5時前、JR佐久平駅に到着したのは佐久長聖高校の選手たち。
22日の大会に出場した3人の選手が優勝を報告しました。
(吉岡大翔選手)「中学生から、高校、大学、一般の、縦ののつながりがしっかりとできていることが(長野県の)強さにある中で、優勝に貢献できる走りができたのではないかと思っています」
7区間48キロで争われた都道府県対抗男子駅伝。
前回大会の覇者=長野は1区から永原颯磨選手が先頭争いを繰り広げます。
「区間記録を塗り替えたが、タイムよりも(自分の1区で)勝てなかったことがくやしい」
トップと2秒差の2位で2区にタスキをつなぎましたが、その後、後続に追い上げられ3区では4位に後退した長野。
しかし!4区を任された山口竣平選手がチームに勢いをもたらします。
「一人ごとに抜くたびに元気が出てきて、気持ちが高ぶった感じでしたね」
区間新記録の走りでトップに立つと、続く5区でも佐久長聖のエース・吉岡大翔(よしおかひろと)選手が区間新記録をマークする走りを見せます。
そして、アンカーを託された上野裕一郎(うえのゆういちろう)選手へ!
立教大学駅伝チームの監督を務め、「日本一速い監督」とも呼ばれるベテランが勝利を決定づける走りを見せます。
そして!
大会新記録で全国最多、9度目の優勝を果たしました。
(上野裕一郎選手)「ふるさとに最後の最後まで貢献できてよかったなと思います、高校生が強いですね、この子たちが育っていって一般区間で走って、長野県の勝ちにどんどんつなげていってもらえれば、私としてもうれしい」
(高見澤勝監督)「2年間中止になって非常に悲しい思いとか悔しい思い、いろいろあった中で優勝できたというのは、多くの方々の支えがあってできたことだと思って、本当に感謝している」
優勝から一夜が明けた選手たちは、すでに「次」を見据えています。


(吉岡選手)「記録としても日本記録であったり、(去年の)U―20の世界選手権での7位といった順位も自分としては世界大会の将来的な目標として超えていきたいという思いがあるので、そういったところを目指しながら頑張っていきたい」
駅伝王国・長野が魅せた圧巻の走り。
さらなる高みを目指します。












