建物の解体などで出てくる石こうボードをリサイクルする県内初の施設が、このほど完成しました。

重機を使って機械に投入されていくのは、使用済みの「石こうボード」。建物の天井や壁の下地材として広く使われています。
ここでは解体現場などから回収されたボードを、機械で細かく破砕し紙と石こうに分別します。

廃棄物のリサイクル処理を手掛ける塩尻市金井の「フロンティア・スピリットE・P・S」に11月10日に完成しました。

石こうボードを原料の石こう粉へ再びリサイクルできる県内初の施設で、処理能力は1日120トンと、全国でもトップクラスです。
フロンティア・スピリットE・P・S 大澤正康専務:「今までは埋め立て処分場に埋め立てられるのが主流でした。循環型社会の構築に我々も寄与していきたい」

現在、石こうボードのリサイクル率は4割ほどとされ、今後県内でも資源の有効活用が期待されます。












