長野市の善光寺で、正月に本堂に供える餅をつく伝統行事「おそなえつき」が行われました。

勢いよく杵を振り下ろす住職たち。

善光寺の宿坊・鏡善坊(きょうぜんぼう)では21日朝、古来より続く年末の伝統行事「おそなえつき」が行われました。

「おそなえつき」は善光寺浄土宗の14の坊が毎年、持ち回りで行っていて、もち米50キロを順番についていきます。



つきあがった餅は宿坊の中に運び、5段のお供え餅にするためヒノキで作られた「ゆる輪(わ)」と呼ばれる枠に入れて形を整えます。

(善光寺鏡善坊・若麻績英亮住職)

「卯年ということでぜひ皆さんには、飛躍の年になることを祈ってます」

餅は大みそかから年明けの1月8日まで本堂のご本尊に供えられます。