「(発電量をチェックできるようなところありますか?)家の中になります」
実際に発電量のデータを管理しているモニターを見せてもらいました。
「ここにモニターがあります、今、4・4kWh発電中で消費はほとんどないですね、そして、余った分が売電ということになります」

月ごとにまとめられたデータを見ると…。
「確か2月の20日から数日ものすごい大雪で下のパネルも埋まっちゃったときなんですけどちょっと晴れ間がある日には10・4kWhとか天気がいいと発電量が一気に上がるので雪が積もってもすぐに発電するというのがわかりますね」
夫と2人暮らしの尾日向さん。
2021年1年間に4709kWh、1日平均で13kWh弱の電力を消費しています。
一方で、2021年の発電量はあわせて5137kWhで、電力の自給率は109%とまさにエネルギーの自給自足が叶っているのです。
多い日は20kWh以上の発電ができると言いますが、実はパネルが熱を持ちすぎると発電効率が下がることも分かっています。
「(夏は20kW(発電量が多い)日が続いたりするんですか?)夏の方が高いわけではないんですね、気温が低くて太陽出ている時間が長い方が発電するんですよ、(雪国にもってこい?)そうなんですよ!」
実際に挑戦してみることで意外なメリットも見えてきた雪国での太陽光発電。工夫次第で、十分期待ができると言います。


「雪国だから太陽光ができないという概念ではなくやり方によってはできるというのがもっと広がったらいいなと思う」
(夫・三本木健さん)「(スキー場の)リフトを動かすエネルギーもソーラーパネルや水力など自然エネルギーで動かせる仕組みができていけば面白いかなと思う」
エネルギー価格の高騰や環境への配慮が求められる中で、太陽光発電の可能性はまだまだ広がりそうです。