フルートと向き合う中で、別の思いが…
高校時代、音楽大学を目指して真剣にフルートと向き合う中で、藤澤の中には別の思いも芽生えていた。
「最初の1、2年のときは、音楽の大学を目指すぞという気持ちでフルートと向き合っていたんですけど、そういう風に真剣に向き合えば向き合うほど、心のどっかで小さい頃から憧れていたステージに立って、キラキラ走り回って、お客さんとキャッチボールをするようなライブをしてみたいなと。なんかそういうものに漠然とですけど、小学生の頃から憧れがあって。将来フルートでクラシックでという道に進めたとしても、ずっとこのモヤモヤはあり続けるんだろうなって思ったときに、一生後悔するのかもしれないなって思いました。それで高校3年生のときに思い切ってずっと憧れていた、そっちの道でちゃんと形にしたい、そのために一歩踏み出そうと決めて」












