しなの鉄道の全線の全ての駅で、2026年の3月からJR東日本が提供する交通系ICカードの「Suica（スイカ）」が、使えるようになります。

しなの鉄道によりますと、「Suica」のサービスが始まるのは、2026年3月14日土曜日の始発からです。

しなの鉄道では、軽井沢駅と上田駅には、Suicaに対応する自動改札機を設置するほか、しなの鉄道線の中軽井沢駅から屋代高校前駅と、北しなの線の北長野駅から妙高高原駅までの各駅には、簡易Suica改札機を設置して、全ての駅でSuicaが利用できるようになります。

導入する改札機（イメージ）　出典：しなの鉄道広報資料


合わせてスマートフォン用のアプリ「モバイルSuica」も、全ての駅で使えるようになるほか、Suicaと相互利用を行っているPASMO（パスモ）などの交通系ICカードや、地域連携ICカードのKURURU（クルル）なども利用が可能になります。

「Suica」は、3月14日から軽井沢、小諸、上田、屋代、長野、豊野の各駅で販売されますが、サービスの開始に伴って、これらの6つの駅以外では、窓口でのきっぷの発売などの営業が終了することになりました。

Suicaの利用範囲については、JR東日本も、2026年3月14日のダイヤ改正に合わせて、大糸線の信濃大町駅と、白馬駅でサービスを始めると発表しました。