クマが出没した影響で森林学習の遠足が中止となった飯田市の上郷小学校では、児童が木材を使ってはしを作る授業が行われました。

飯田市では上郷黒田地区で、今月上旬、クマが民家の敷地などに出没。小学校が遠足を予定していた野底山一帯でも目撃情報が続きました。
箸づくりは森林や木材について学び、思い出を作って欲しいと開かれました。
児童は:「(遠足中止は)ちょっと残念だけど、代わりにマイ箸作りができてうれしい」

5年生、およそ110人がクラスごとに、地元の工務店の大工さんから教わりながら、木材を加工する際に出る「端材」を使って、箸を作りました。
子どもたちは紙やすりで角を取り、木材を保護する油を塗って箸を完成させました。
児童は:「楽しい、削るのが」
児童は:「ヒノキの温泉のお風呂みたいな匂いがしていいです。ラーメンが好きなので匂いがついちゃうかも」

井坪工務店 丸山辰也さん:「独特な感じの、自分だけのオリジナルの箸が出来て、楽しそうにやっているので良かったかなと」
きょうは、かんな削りの体験なども行い、子どもたちは地元の森林や木材についても学んでいました。












