記者の質問にはスマートフォンを使って答えてくれます。

伊藤智洋さん(スマホ画面):「話したい気持ちはとてもありますが、話そうとすると極端に緊張や恐怖を感じ、のどが詰まる感じで、声が出なくなってしまいます」

市内で生まれた智洋さん。母の久美さんとは普通に会話することができます。3歳の時に、自閉スペクトラム症などの発達障がいがあるという診断を受けました。

母・久美さん:「言葉が出るのも遅かったし、しゃべることに関しては得意ではないだろうなというのは昔からあったんですけど」

市内の小学校に入りますが、3年生のときのクラス替えをきっかけに「場面緘黙症」と診断されます。
















