長野地方気象台は、20日で2025年秋の霜注意報に関する運用期間を終えましたが、県内では、2010年以来15年ぶりに早霜に対する注意報が発表されませんでした。
一方で、この先は25日の土曜日に向け冷え込みが強まりそうです。
霜注意報は、農作物への影響が懸念される期間を対象に、秋の早霜と春先の遅霜について発表されるもので、長野地方気象台では、毎年、農作物の生育状況や収穫を終える時期などを県の農政部局と確認の上、2025年の秋は、10月1日から20日までを運用期間としていました。
長野地方気象台が霜注意報を出すのは、予想最低気温が2度以下になることが基準になっていますが、この秋は、2010年以来15年ぶりに発表されませんでした。

偏西風の蛇行の影響などで暖かな空気に覆われやすかったことなどが要因ですが、気象台では、21日からは長野の最低気温が10度になるほか、23日から25日にかけては7度ほどと予想していて、この時期らしい冷え込みになりそうです。
霜注意報は、本格的な冬の寒さが続く期間に休止した後、農作業が本格化する3月下旬から6月初めにかけて、遅霜に対する運用期間が始まります。