誤った言い伝えや迷信の中では、
■「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」というものが、よく聞かれるものですが、毒きのこのドクツルタケやツキヨタケ、カキシメジなどの柄も縦に裂くことが出きる一方、ハツタケなど食べられるもので、裂けないものもあるため、全く当てはまらない迷信です。

また、
■「ナスと一緒に煮ると毒消しになる」は、ナスにはキノコの毒を消す成分はなく、沸騰したお湯程度の熱で分解する毒はほとんどないため、これも迷信です。

このほか、
■「地味なきのこは食べられる」、
■「毒きのこは毒々しい色をしている」は、色と毒は無関係なため、誤った言い伝えです。

毒きのこのツキヨタケ 出典:厚労省ホームページ


■「においが良ければ食べられる」、
■「虫が食っていれば食べられる」、
■「塩漬けすると毒が抜ける」、
■「干して乾燥すれば食べられる」、
■「かじってみて変な味がしないものは大丈夫」
といったものもすべて誤った言い伝えや迷信です。

県では、各地の保健所ごとにきのこ勉強会を開催することにしていて、最寄りの保健福祉事務所の食品衛生相談窓口で申し込むことができます。

あわせて、もしきのこ中毒だと思ったらためらわずにすぐに医師の診察を受けるよう呼びかけています。