長野県の長野地域振興局の公用車2台が、車検が切れたまま合わせて4回にわたり運行されていたことが分かりました。

車検が切れたまま運行されていたのは、いずれも長野地域振興局の長野農業農村支援センターで管理するワンボックス型の軽貨物車とライトバン型の小型貨物車の合わせて2台です。

長野農業農村支援センターによりますと、軽貨物車は7月12日に車検が満了になっていましたが、15日から17日にかけて3回で162キロ走行していました。

また、小型貨物車は7月18日に満了になっていましたが、22日に28キロ走行していました。

いずれも事故はなかったということです。

小型貨物車を管理していた担当課の職員が、7月22日に車検切れに気付き、長野地域振興局全体で残る43台を点検をしたところ、同じ日に軽貨物車の車検切れが発覚しました。

長野地域振興局では、これまで車検の満了日を、公用車を管理する部署ごとに担当者と管理職など2人で管理していましたが、今回の事態を受け、さらに振興局の総務課でも全体の管理を行うほか、車内のダッシュボードに満了日を掲示するなどして再発防止に努めるとしています。

県内では、車検が切れたまま公用車を運用する事案が続いていて、2025年になってからは1月に佐久広域連合消防本部と諏訪消防署でポンプ車などが、また7月11日には松川町が2週間にわたって車検切れの公用車を運行していたことを公表したばかりです。