日本代表のミドルブロッカーとして活躍するエバデダン・ラリー選手は、松本市の松本国際高校出身です。母校の後輩たちも熱い声援を送っています。
松本市の松本国際高校。6月に行われた県高校総体で優勝し、4年連続13回目のインターハイ出場を決めた強豪校。
世界の舞台で活躍するOBの背中を追いかけるように、男子バレー部の選手25人は、日々、練習を重ねています。

松本国際高校男子バレー部 田澤十希主将:「身近な人が世界で活躍していてすごいと思います。自分たちもラリーさんの母校だから強い松本国際じゃなきゃダメだと思っています」

チームを率いる壬生裕之監督は、高校時代のラリー選手を3年間、指導してきました。

当時を振り返り、ラリー選手にゲームキャプテンを任せてからバレーボールへの向き合いが変わったことが印象的だったいいます。
松本国際高校男子バレー部 壬生裕之監督:「それまでは他人に言われたことをやるだけという目的でバレーをしていましたが、環境や役職が人を作るという典型例でしたね」

中でも、高校時代にラリー選手も任されたゲームキャプテンを務める3年生の小田切航輝選手には、ラリー選手と似たタイプと壬生監督も期待を寄せています。
松本国際高校男子バレー部 壬生裕之監督:「ミドルとして自分に足りない部分を寄せている感じも見受けられますし、動きのキレに関しては、ラリー選手と似ているところがあります」

松本国際高校男子バレー部 小田切航輝選手:「自分のひとつのプレーがチーム全体に影響を与えると思うので責任を感じています。レシーブでも攻撃面でも存在感をみせられるようになりたいです」
世界の舞台に憧れを抱きつつも、まずは目の前の一戦へー。
チームは、あさってから富山県で開かれる中部日本バレーボール選手権に臨みます。