価格が高騰している「コメ」。
農林水産省がまとめた全国のスーパーおよそ1000店のコメの小売価格によりますと、直近の価格は5キロ当たり4,172円と1年前の同じ時期の2倍になっています。

コメの高騰に対して政府は備蓄米の放出を決定しましたが、どれだけの効果があるのか?
県内の流通、そして小売り現場のホンネに迫ります。


長野市内で聞きました。

女性:
「高い。とりあえず安いところを探してそこで買ってます」

女性:
「めちゃめちゃ高いです。倍ぐらい」
「若干増えましたよね、麺類が」

女性:
「ちょっとありえない値段ですよね。お米って一番安くてみんなおなかがいっぱいになったのに」

実家からコメを調達している夫婦:
「実家は近所の作ってる人から買ってるみたいで、でももうお米作りしなくなってしまって(これで)最後だよと」
「なくなったら買うしかない」
「でもいま、もち麦混ぜてかさ増ししてます(笑)」

菓子類を主力とする長野市の食品の専門店。

長年、コメも扱っていますが、1年前と比べて値段は大きく上昇しました。

台東C&C 掛川健彦店長:
「ものによってですけど、自分の感覚ではほぼ倍ですね」
「長野県で生まれた風さやかという品種なんですが、去年5キロで1700円だったんですけど、現在の価格が3400円」


1年前は10キロ3500円前後だった別の銘柄も今は7000円近くなっています。

しかし、高値にもかかわらず売れ行きは好調で、3月は前年比で4倍以上という商品もあると言います。

掛川健彦店長:
「2月ぐらいからですかね備蓄米の報道がされるようになってから、少し売れ行きはよくなってきている」

しかし、不安要素も。