早川知伸監督:
「正直勝った気にならない感じです。緻密なものは必要なので、大枠だけではなくて、細かな部分にも目を配って、これからのキャンプでもやっていきたいです」
二次キャンプの地は鹿児島。
課題の一つが、より細かな戦術の落とし込みです。
シーズン開幕が近づく中、練習場は熱気を帯びていました。
早川知伸監督:
「だいぶ目の色も変わってきていて、その中でやるべきことも明確になっている」
「攻守の切り替え」が一次キャンプから続く最大のテーマ。
ピッチ上での役割も明確にしていきます。
実戦形式のトレーニングを増やすことで、選手たちの感覚が研ぎ澄まされていきました。
背番号6 山口一真選手:
「ドリブルやシュート、運動量も突き詰めていきたいし、献身的なプレーで誰よりも戦う姿勢を示しながら、去年から変わったというところを見せていきたいです」
ピッチでの役割を明確にすることで、新加入の選手たちも自信をつかみ始めました。
背番号13 石山青空選手:
「ボールへの関わりだったりチャンスメイクというところは、自分の武器だと思っているので見せていきたいです」
背番号21 西村遥己選手:
「開幕スタメンは絶対的な目標なので、相手の足元に顔から突っ込むくらいのプレーを見てほしいです」
「柔軟性もばっちりです!」
そして、これまでのキャンプの成果を試すトレーニングマッチ。
鹿児島ユナイテッドとの対戦です。
積み上げてきた「攻守の切り替え」を、チームの決め事として徹底します。
先制を許したものの、山雅の得点はいずれも菊井選手の右足から生まれました。
1点目は樋口選手のヘディング。
さらに野々村選手のヘディングで2点目をもぎ取りました。
背番号44 野々村鷹人選手:
「菊井選手からは、いつも素晴らしいボールが来るので、レパートリーも増やしながら得点も増やしていきたいです。練習試合で点を取って流れをつかみたいと思っていたので、すごく良い練習試合になったと思います」
キャンプ終盤で疲労がピークとなる中での一戦で、収穫と課題、その両方が明らかになりました。