JR長野駅前で男女3人が刃物で襲われた事件で、逮捕された男は、事件後、およそ3時間をかけて歩いて自宅に戻ったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
捜査本部では、人目を避けながら移動した可能性があると見て調べています。


長野市の無職・矢口雄資(ゆうすけ)容疑者は、1月22日の午後8時過ぎにJR長野駅前で起きた男女3人が刃物で襲われた事件で、女性への殺人未遂の疑いで逮捕され、調べに対し、黙秘を続けています。


捜査関係者によりますと、矢口容疑者は犯行後、現場から通常なら徒歩で1時間ほどで着く、3キロほど離れた自宅まで、およそ3時間かけて歩いて戻ったことが周辺の防犯カメラの解析からわかりました。


また、今のところ逃走時に幹線道路を通った形跡はなく、捜査本部では人目を避けながら時間をかけて移動した可能性があるとみています。

警察が逃走ルートの特定を進めるとともに、犯行の動機などを調べています。