小谷村でバックカントリーでスキーやスノーボードをしていて身動きが取れなくなったイスラエル人の男性3人が7日、無事に救助されました。男性たちは「みんなで抱き合って過ごしていた」などと話しています。

遭難したのはイスラエル国籍の男性3人で、6日午後3時半ごろ、小谷村千国の親沢付近標高およそ1200メートルの山の中で動けなくなったと、知人を通じて救助要請がありました。



3人はバックカントリーでスキーやスノーボードをしていたということです。

捜索が始まってからおよそ3時間が経った7日午前10時ごろ、救助隊が山中で一夜を明かした3人を発見。

さらに3時間後の午後1時ごろ、救助隊に付き添われ、自ら滑って下山しました。

ビバークの装備はなく、疲労しているもののけがはなかったということです。


記者:大丈夫ですか?
「はい、大丈夫です。救助してくれた方に感謝します」

記者:けがはしていますか?
「いえ、私たちは全員健康です。けがはしていません。みんなで抱き合って過ごしていた、お互いを温め合っていました」

駐日イスラエル大使は「長野県警察および救助隊尽力してくださった皆さまに深く感謝申し上げます」とコメントしました。

県警によりますと、今シーズンのバックカントリーでの遭難件数は前のシーズンよりも8件多い24件で、コロナ禍が明けてから増加傾向です。


小谷村の隣、白馬村の八方尾根スキー場はバックカントリーの対策をどうしているのでしょうか。

八方尾根スキーパトロール副隊長矢島優己さん:
「スキー場内とスキー場外は、赤ロープを上から下まで張ってあって、途中から外に出られないよう対応策をしています」

バックカントリーのゲートを1つだけにして看板を設置していると言います。その上で、登山届の提出を求めるなどの対策をしています。


このスキー場では今シーズン事故などは起きていないといいます。

また、雪崩に巻き込まれた際に位置を知らせるビーコンの携帯は必須だといいます。

八方尾根スキーパトロール副隊長 矢島優己さん:
「求められるのは知識とそれに見合った装備品と技術だと思っているので、どこか欠けているなとご自身で感じられた際には必ずそれを補うようなガイドや自分で勉強するということが必要になるかと思います」