高校教諭 山田智恵子さん:
「それを仕事だと納得しちゃう。先生の仕事これが、っていう」
高橋妙果さん(高1):
「なぜ平和学習で、『戦争は絶対にしてはいけない』と言われているのか、根本を見ていくと、確かに多くの人が命を落としてしまうのもあるけれど、それを促す人たちも、死ぬまで心に残る傷があるからなのかなというのが分かった気がします」

事前学習をもとに、ひとり一人が、「満蒙開拓のどこを選んで伝えたい」と感じたか、意見を発表しました。
高橋妙果さん(高1):
「心の傷は被害者にはもちろん残ると思いますが、加害者にも残るものだと思います。私は、心の傷ってどういうものなのか、加害者、被害者ってどういうものなのかを考えてほしい」
胡桃澤伸さん:
「それぞれが入り口を見つけた感じがした。例えば女性の戦争での被害とか、加害者側も心が傷つくとか、あれは満蒙開拓に限らずなんですよね。そのほか、世界中でいろいろな時代で起きたことにつながるようなものなんです。あれを発表することで、満蒙開拓にも関心が出るし、そのほかのことにも関心が向いたらいいなと思っているんです」
満蒙開拓は、今の世界のどこにつながっているのか。
新たな視点と感覚で、戦争の歴史を語り伝えます。