地元の食をゆっくり堪能しながら、列車に揺られること2時間余り。
リピーターの多さがその人気を裏づけます。
乗客:
「電車もかっこいいし、乗務員の方も親切でいつも楽しくさせてもらってます」
乗客:
「今度は長野から軽井沢に、別の機会に乗りたいなと思っています」
コロナ禍では利用客の減少などに伴い、苦しい経営を強いられたしなの鉄道。
乗り継ぎ割引の廃止や駅の無人化、減便を伴うダイヤ改正などを進め、2023年の業績は5年ぶりの黒字復活となりました。
土屋智則(つちや・とものり)社長:
「国内外を含めて、大勢来て乗っていただくことが、しなの鉄道の旅客数を全体として増やし、経営を安定させてくことに繋がる」

これまで取り組んできた地元ワインとのコラボレーションなど、今後も更なる観光誘客と、沿線地域の活性化にもつなげていくねらいです。
土屋社長:
「観光誘客だけでなく、観光地域づくりの一端を担うような地域の魅力の掘り起こし発信、そういった役割をしっかり果たしていくことが、これからの観光列車に求められているので、そんなことを考えながらと組んでいきたい」
特別感に加え、沿線地域の温かさも感じることのできる観光列車「ろくもん」。
これからも信州の魅力を伝えていきます。