渋沢さん夫妻がこの宿泊施設を考えたきっかけは新型コロナだったといいます。
■渋沢恵理夏さん
「もともとは(長野県)飯綱町で、高齢者向けのグループホームをやっている会社で、それが3,4年前のコロナ禍で介護事業一本だけでやっていくのが会社として難しい状況になりました」
常駐スタッフを置かず「プライベート空間」を提供
ホテルを立ち上げるにあたり、チェックインにも新型コロナの経験を生かしました。
「セルフチェックイン」を取り入れ、フロントをなくし常駐のスタッフも置きません。
宿泊者には事前にメールで案内が届きます。
(橋詰記者)「まずは事前にホテル側から来たパスワードでドアを開けます」

ドアの先にあるのは、チェックインデスク。
メールのQRコードをかざすかチェックインコードを入力し、その後、コールセンターとつなぎ本人確認を行います。

本人確認が終わると部屋に入るためのQRコードが発行されます。
■渋沢恵理夏さん
「コロナ禍で人と接触するのがちょっと怖いとか そういったことがあったときにそれでもやはり外出はしたいし 外でリラックスする時間がほしい そういうことを思ったときに そういう施設がひとつあってもいいのではないかということで それを実現できるのがセルフチェックインというシステムかなと」
部屋はグループで泊まれるスイートから、家族連れ向けのものまで3種類を用意。
価格はジュニアスイートが2名1室で4万9500円、スイートは5~6名1室で11万6500円(季節によって変動あり)となっています。
■渋沢辰哉さん
「おじいちゃんやおばあちゃん含めて大人数で楽しんでもらえる部屋になっていますので、一般のビジネスホテルでは大人数で宿泊することがかなわなかった方も楽しく過ごしてもらえれば」
すでに、外国人観光客から予約も入り始めているということです。
正式なオープンを前に「お試し」で利用した女性に感想を聞きました。
「自分でロウリュができるのがすごく良くて、すぐに熱くなる感じがして良かったです」
「(チェックインの)時間を気にせず、自分の好きなタイミングで入れることは便利でいいなと思います」

■サウナヴィラ然 マネージャー 渋沢恵理夏さん
「ここでは自分のタイミングで自分の好きなことだけできたなと 普段の生活とは違うゆったりした時間を過ごせたなと そういう楽しみ方をしたいという方に来てほしいと思います」
オープンは7月26日です。