一方で、千曲市のアンズ農家は近年、減少傾向にあるといいます。

西村さん:
「この畑も私はやるけど、その次がどうなるかはわからないような状況ではありますよね」
「花見のころですか、アンズの木は少なくなってきてるなっていうのは。ちょっと寂しい思いはありますよね」

「一目十万本」と言われるアンズ畑を守ろうと、森地区では2011年にNPO法人「あんずの里振興会」を設立。

高齢農家の畑を手伝うことで遊休農地となってしまうことを防ぎ、草刈りや街路樹の手入れなど幅広い活動を行っています。

また、高校生や大学生も参加し、地域で故郷の景色を守っています。


西村さん:
「手塩に(かけて)育てたアンズなので、食べていただきたいですよね」
「種類がいろいろあるので、皆さん自分の好みを見つけてもらいたいなと思いますね」

手塩にかけ育てられるアンズ。

ファンは県外にも増えています。

東京から:
「昨日アンズ狩りをして食べました」
「東京にはないので生で食べたの初めてでした。おいしかったです」