日本一の産地・長野県のわさび(葉茎と根茎の合計)の中でも、9割は安曇野市で栽培されていると言われています。

豊富な湧き水に恵まれ、観光地としての魅力もありますが、安曇野のわさびは今、海外でも「高級ハーブ」として注目を集めているといいます。

安曇野市の建物が並ぶとある場所。

下には水が流れています。

ここで、わさびが栽培されています。

わさびの加工や販売も手掛ける『藤屋わさび農園』。

88年続く農園の4代目・望月啓市さんに、およそ1ヘクタールのわさび田を見せてもらいました。

尾関雄哉アナウンサー:
「これ扉開けると、わさびの世界が広がっているそうです。じゃあぜひいいですか?すごい!これ全部わさびですか?」
藤屋わさび農園・望月啓市専務:
「全部わさびです」

わさびの生産量で長野県内の9割を占める安曇野は、栽培に適した湧き水が豊富です。

その水温は一年を通して13度前後だといいます。

望月啓市専務:
「上流に川があって、その水を引っ張ってきていると思われがちなんですが、実際はこの畑のところで水が湧いているっていうような、全体がすべて水源地。全部水の力だけで育っているので、水がおいしくないとわさびもおいしくない」

藤屋わさび農園では2年をかけて育てます。

収穫させてもらうと…。

望月啓市専務:
「わさびは土の中に入ってるんじゃなくて、外に出ています」
尾関アナウンサー:
「ちょっと土を落としながら…おお抜けました。抜けました。でかい!! 15センチくらい、もっとあるかな」

とれたてのわさびを、特別にいただきました。

望月啓市専務:
「実際辛みでまぎれちゃうんですけど、糖度が16度ぐらいありまして。16度っていうとモモと同じくらい甘みがあります。辛みがさっと抜けたあと、フルーティな味になる」
尾関アナウンサー:
「いただきます。あーきた!辛みしっかりありますね。本当だ。甘さ、芳醇な香りがします」