人口減少対策につなげようと、女性や若者が信州の未来について意見交換する集会が、長野市で開かれました。

長野県立大学で27日に開かれた県民対話集会には、39歳以下の社会人や学生などおよそ70人が参加し、未来の信州をテーマに意見を交わしました。

県によりますと、このまま対策を取らなければ2050年の県の人口は、2020年に比べおよそ2割少ない159万人と推計され、社会インフラの維持などが困難になると予想されます。

女性や若者の意見を県の対策や戦略に生かそうと開かれた集会で活用されたのが、カラフルな付箋。

「2050年の自分」や「未来の信州の姿」などについて参加者が自分の意見を書いてホワイトボードに貼りつけます。

集会には、阿部知事も参加者として、話し合いの輪に入り、学生などと意見を交わしました。

阿部知事:
「今あるものが希少になるのではないか、そこも凄く大切な視点だなと思って、話を伺いました」

参加者:
「2050年を考えるって結構難しい課題なのかなと思ったんですけど、気軽に話せたのがすごくいい経験になったなと思いました」

参加者:
「若い世代のいろいろな話を聞くことができて、長野県に対する関心がさらに深まりました」

県は、今回出た意見も生かし、12月に「少子化・人口減少対策戦略」を策定する計画です。