地区の住民の多くが「桜守(さくらもり)」として活動し、保全に取り組んでいる桜並木が松本市の郊外にあります。
桜並木が出来たきっかけは「ゴミの不法投棄」でした。
松本市今井の北耕地地区。

鎖川(くさりがわ)沿いに、およそ1.5キロの桜並木があり、このほど見頃を迎えました。
北耕地地区「桜守の会」会長 三村幸一(みむらこういち)さん:
「いやーよかったです。天気がよくてね本当に」
「桜守の会」三村光利(みむらみつとし)さん:
「今日最高じゃないですか」
「これだけ立派な木になるとは思わなかったですけどね」
住民に愛される鎖川の桜並木。
しかし、かつての川沿いは、今とは全く違う姿でした。

「桜守の会」村山誠仁(むらやませいじ)さん:
「ゴミ捨て場みたいなもんだった」
「タイヤやテレビやいろいろ捨ててあったんです」
今から30年ほど前、鎖川に沿って道路が開通すると、ゴミのポイ捨てや粗大ゴミの不法投棄が目立つようになりました。