皆さんはピックルボールというスポーツを聞いたことがあるでしょうか?
長野県内では主に東北信地方で普及が進んでいて、上田市に住む元全米チャンピオンがその立役者となっています。


上田市の清明(せいめい)小学校。

毎週月曜日、ここであるスポーツの練習が行われていると聞いて、訪ねました。

ネットを張っているのはバドミントン用のコート。

高さはおよそ90センチで、テニスよりも少し低めです。


うえだピックルボールクラブ・飯森国正(いいもり・くにまさ)さん:
「これがパドルっていうんだけどね、ボート漕ぐ(のと同じ)。ボールはこういうふうに中空構造で、わざと空気抵抗で飛ばないように」

メンバーが楽しんでいるのは、ピックルボールと呼ばれる比較的新しいスポーツです。


1960年代にアメリカで誕生した球技で、ルールはテニスとほぼ同じ。

パドルでボールを打ち合うもので、年齢を問わずプレーでき、本場アメリカの競技人口は、およそ1000万人とここ数年で急増しています。

愛好者:
「高齢者でもプレーできます。83歳でも20歳と対戦できます」

愛好者:
「バーに行く感覚で、気軽に運動しに来ています」

コロナ禍でも気軽に楽しめたことが、その人気につながったと言われています。


愛好者:
「テニスから完全に乗り換えた感じ。私の生きがいになってるわ」

日本国内では10年ほど前から普及し始めましたが、その立役者となったのが上田市に住むダニエル・ムーアさんです。