南信州では、桜の名所をめぐる今の時期だけのツアーが開かれました。
8日も最高気温が20度を超え、春本番の陽気となった飯田市。
開花が進み見頃を迎えた桜をめぐるツアーとは!?
橋本悦子(はしもと・えつこ)さん:
「いま歩いているこの道は、伊那街道、三州街道、愛知県につながっている大動脈でした」
ガイドを務めるのは、下伊那郡の桜を守る活動をしている桜守(さくらもり)の橋本悦子さん。

最初に訪れたのは、飯田市の増泉寺(ぞうせんじ)の天蓋(てんがい)枝垂桜。
本堂の中庭から根を伸ばした一本桜が、境内を包み込むように花を咲かせることからそう呼ばれます。
橋本悦子さん:
「枝垂れの長さは、いちばん長いところは10メートル近くある」
南信州の桜の名所10か所ほどをめぐるツアー。
およそ20年前から始まり、リピーターも出るほどの人気です。
橋本悦子さん:
「次は杵原(きねはら)学校の桜をご案内したいと思います。ここは吉永小百合さんの『母べえ』という映画の舞台にもなった学校です」
国の登録有形文化財に指定されている杵原学校。
昭和の終わりごろまで使われていた木造校舎と枝垂桜のコラボレーションが桜の名所として人気を集めています。

橋本悦子さん:
「(幹の)太さから見て(樹齢)300年ぐらい?ってみなさん言いますけど、100年弱です。若いので木の樹勢もよくて」
映画やCMのロケ地としても使われる場所で、訪れるのを楽しみにしていた参加者も。
三重県から:
「これをネットで見て、どうしても行きたいと思って。すごくうれしい、素晴らしいです」
本格的な一眼レフカメラを持ってツアーに参加した人も。
東京から:
「東京からせっかく来たので、いい写真を残したいと思って頑張って持ってきました。大きい一本桜がたくさん飯田界隈に残っていることが素敵というか残していることも素晴らしい」

110本余りの一本桜が花を咲かせている南信州。
樹齢300年を超える老い桜もある中で、橋本さんをはじめとする桜守が一本桜の継承や保全に取り組んでいます。
桜守・橋本悦子さん:
「桜一本一本の魅力、行くところどころで違う魅力があるので、そういう魅力をたくさんの人に知っていただけたらなと」
今の時期にしか楽しめない特別なツアー。
参加者は見頃となった桜を間近で眺めながら、春の訪れを楽しんでいました。












