井出さん:
「全国の花粉の少ない木が、ここに植わっています」

花粉が少ないスギには全く出さない「無花粉スギ」、1%以下の「小花粉スギ」、相当程度少ない「低花粉スギ」があります。

県は6年前から「少花粉スギ」の種を取る採種園を整備。

3月22日には、花粉の量が通常のおよそ10%ほどのクマスギを、低花粉スギに認定し、苗木に成長する穂を取って育て、流通させることを決めました。

井出さん:
「林業の言葉に『適地適木』というのがあって、適したところに適した木を植えるというのが原則になりますので、たとえば今回のクマスギみたいに昔から地元でやっている木というのはまさしく適地適木になりますので」

花粉の量を減らすのと同時に、木材として育てやすく使いやすい木を選ぶことも課題で、たとえば県の北と南では適した品種が違うといいます。

今後、伐採が見込まれる古いスギの木の活用も課題で、これまでにも、長野駅の駅舎には長野地域のスギが。

長野インター近くにある、おやきの商業施設には、南信州産のスギがそれぞれ使われました。

継続的な取り組みが求められる花粉の発生源対策。

県は人口が多い長野市、松本市の50キロ圏内やスギが多い南信州地域などあわせて40市町村の7400ヘクタールを伐採の重点区域とし、今後、植え替えを進めることにしています。