こども未来プロジェクト、今回は生け花の「甲子園」を目指す高校生たちを紹介します。
真剣な表情で一本一本の花に向き合う生徒たち。
文化学園長野高校(長野市)の華道部です。
(3年生)「花に囲まれて部活ができるのはいいなと思って初めました」
(2年生)「一つ一つの花がきれいに見えるように生けています」
華道を学ぶ高校生の憧れは「花の甲子園」。
地区予選を勝ち抜いた出場校が3人1チームで花を生ける大会で文化学園長野は2019年に全国3位に輝くなど好成績を残しています。
そして今年度は、3年生の勝山響(かつやまひびき)さんが小学生から大学生を対象にした全国規模のコンクール「学校華道インターネット花展」で学校としては初めての入選を果たしました。
(勝山響さん)「まさか自分が入選するとは思っていなくて本当にびっくりしました。(華道の魅力は)花を活けているときは心も落ち着いて穏やかな気持ちになることができます」
学校での稽古は月2回、2023年度は中学生1人を含む11人で活動してきました。
同じ花を使っても作品にはそれぞれの個性があらわれるといいます。
(3年生)「どうやったら自分だけの作品ができるのかそれをイメージして生けるのが難しいです」
(1年生)「(花器に)お花を入れる場所によって見方も変わるところがおもしろいところだと思います」
花それぞれの持ち味を生かし人の心に響く作品作りを目指します。