本番前にある人からメッセージが届きました。
「悔いのないように思いっきり今の状況を楽しんでやってね」

メッセージは、10年前のコンクールで優勝し、自身も目標としていた松本市出身の二山治雄さんからでした。
山崎千夏さん:
「『楽しく踊って』って、治雄さんから連絡来ることにすごくびっくりしたので、うれしかったです」
憧れの舞台で披露したのは、魔女に恋をした青年を演じる「サタネラ」という演目。
得意の高いジャンプや回転を生かし、堂々と自身のバレエを表現しましたが、惜しくも予選通過はならず、目標の本選出場はかないませんでした。
しかし、ドイツ・ドレスデンのバレエ学校に留学できる権利を獲得し、9月の出発に向けて準備を進めています。
家族も「今しかできないこと」と背中を押します。
父 聡さん:
「好きなことをやりに行くので、その辺は心配していない。好きでいてくれればいい。そこが一番ですね」

山崎千夏さん:
「白鳥バレエ学園で学んだ基礎を守りつつ、人よりも一つ上に行けるようなテクニックを持ったりすることを頑張っていきたいです」
「将来の夢は世界のいろいろなところで踊ることです」
クラシックバレエの本場、ヨーロッパで研鑽を積み、世界に羽ばたくダンサーを目指して、山崎さんの挑戦は続きます。















