きょう(3日)は節分です。福を呼び込む縁起物として節分には食べる人も多い恵方巻。物価高が続く中でも工夫を凝らして販売する店を取材しました。


須坂市の松栄寿司須坂店。きょうは600本余りの恵方巻を販売するということで、商品の準備に追われていました。

1年に一度の縁起物をぜいたくに楽しみたいというニーズに合わせて作られた「匠の海鮮恵方巻」が今年の目玉です。


本マグロの赤身や大トロ、イクラやズワイガニなど、全部で11種類の具をぜいたくに巻き込みました。

その一方で、物価高の影響は恵方巻にも…。


松栄寿司 牧克也社長:「中に入れる海鮮の具はものすごく値段が、1年以上前からどんどんと上がってきている。4~5年前と比べると倍以上」

恵方巻の値段は、去年から数百円値上げしたということですが、1年に一度の縁起物を多くの人に楽しんでもらいたいと工夫を続けています。

松栄寿司 牧克也社長:「価格転嫁をしたいところではあるんですが、ちょっとだけ、のせさせていただいてなるべく我慢しておいしい太巻きを食べてもらおうと思ってやっております」


買い物や消費行動などについて調査を行う「くふう生活者総合研究所」が6700人余りを対象に行った調査では、節分に恵方巻を食べると答えた人は63.5%で、去年の調査から2.8ポイント低下しました。

物価高も影響しているのでしょうか…?

そんな中、手軽に楽しめる長野ならではの恵方巻も…。


長野市三輪の老舗おやき店「豊誠堂(ほうせいどう)」。

店にはおよそ20種類のおやきが並びます。節分に合わせて販売しているのが、「恵方巻おやき」です。


味は豊誠堂オリジナルの「信州プレミアム牛のしぐれ煮」、桜あんと白玉などを包んだ「さくら三昧」と、それに市内の中学生が考案した2つの味のあわせて4種類です。


豊誠堂 上條登志子さん:「どのおやきも具材をいっぱい入れて、食べておいしいと思うようなものを作りたいと思っています」

おやきは県産の小麦粉や材料にこだわり、一つひとつ手作りしています。


1本486円で去年より50円ほど値上げをしましたが、できるだけ具材をたくさん入れるようにしているということです。

一般的な恵方巻より手ごろな価格で楽しむことができる「恵方巻おやき」。上條さんは「1年に一度の恵方巻を食べて福を呼び込んでほしい」と話します。

豊誠堂 上條登志子さん:「食べて体が元気になるもの、幸せを呼ぶもの(を作りたい)。その思いを込めて私たちは一本一本心を込めて作りました。それを受け止めてもらうといいなと思います」


豊誠堂の「恵方巻おやき」は7日まで販売しています。