「岡山市内の河川敷を、勝手に耕して畑にしている人がいる」と視聴者からRSK山陽放送に情報が寄せられました。一方で「畑からゴミが流れて、川や海の汚染にも繋がる」という声も出ています。
実際に現場に行ってみると、畑を作っていたのは意外な人物でした。
■「河川敷を勝手に畑に」実際に現場に行ってみると…

まん丸に太ったトマト…。ネギも立派に育っています。


これらの作物が実っているのは「個人の畑」ではなく、笹ケ瀬川沿いの「河川敷」です。全長は約300メートル。農機具を置くのでしょうか、畑のそばには倉庫のようなものまで存在します。近くの住民は、この時期が特に心配だと話します。

(地域住民)
「台風の時期は河川敷まで全部浸かるわけです。で、プラスチックとかいっぱいあるんです。それが全部川へ流れるんです。そうすると川を汚す。。。だから早めに撤去していただきたいんですよ」


河川敷を管理するのは岡山県備前県民局です。住民から通報があったため、撤去を促す看板も設置されています。畑を作っているのは複数人と見られ、県民局では直接コンタクトを取ろうとこれまで何度も試みているといいます。

(備前県民局建設部管理課 小寺哲也さん)
「一度だけ、耕作している方と思われる方とお会いしたことはあった。話しかけてはみたんですが、何も言わずに立ち去られた。今現在は様子を見ているという状況になります」