WBCで野球界は盛り上がりをみせています。しかし、その一方でいま男子の野球人口は「少子化」や「競技の多様化」の影響もあり減少してきています。

そのような現状をうけ、「野球人口の裾野を広げたい」とプロ野球の球団が新たに目を付けたのが「女子野球」です。いまでは巨人・阪神・西武の3球団が、女子チームを創設しています。

そんな中、3月に本格的に始動した読売巨人軍の女子チームと、そこに所属する小豆島出身の真砂寧々選手(18)に迫りました。ちなみに監督は、かつて岡山の社会人野球チームにも所属したことのある「あの人」です。

本格始動!「読売ジャイアンツ」女子チーム

集まったのは、全国トップレベルの選手20人。胸には「GIANTS」の文字が刻まれています。全員が女子選手。今年から本格的に始動した「読売ジャイアンツ女子チーム」です。

華麗な身のこなしでボールに食らいつくのは、香川県小豆島町出身の18歳、真砂寧々選手。打撃での高いミート力、また守備では外野だけでなくショート・セカンドも守れるユーティリティプレイヤーです。

(真砂寧々選手)「幼稚園のころは『プロ選手になる』と発表会で言った覚えがあって、プロ野球選手と一緒のユニフォーム着たくて『ジャイアンツに入りたい』と思った」

真砂寧々選手「小豆島も好き、野球も好き」

真砂選手、肩書はアマチュアです。4月から、ジャイアンツの野球スクールでコーチとして働きながら、女子野球リーグを戦います。その素顔は…高校を卒業したばかりの18歳です。

(真砂寧々選手・東ここあ選手)「(スマホの写真を見ながら)小豆島の星!あ~好きィ!星、いい!」

いまでも、故郷・小豆島が大好きだという真砂選手。

(真砂寧々選手)「小豆島を思い出さない日はないです。朝焼けもいいですし、昼間の日が照っているときの景色もいいですし、いろんな景色が楽しめるところが。小豆島と野球が同じくらい好きで…」