息子などになりすまして岡山県倉敷市の高齢男性から現金をだまし取ろうとした疑いで、受け子役とみられる広島市の女がきょう(4日)逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、広島市佐伯区の団体職員の女(39)です。警察によりますと女は、氏名不詳者らと共謀し、息子などになりすまして現金をだまし取ろうと考え、きのう(3日)からきょう(4日)までの間に、氏名不詳者らが複数回にわたって息子や証券会社の社員になりすまして倉敷市の男性(94)に電話をかけました。
そして息子を装い「株で儲かったが税金を5年滞納している」「弁護士費用100万円を払ってほしい」「法律事務所の女性を向かわせる」などとうそを告げたうえで、きょう(4日)法律事務所の関係者になりすました広島市の女が男性の自宅を訪問、現金100万円をだまし取ろうとした疑いです。
これに先立ち、男性は女に渡すため、金融機関で現金100万円を下ろそうとしましたが、金融機関の職員が詐欺を疑い警察に通報、警察では男性の協力を得て「だまされたふり作戦」を実施し、女の逮捕にいたったということです。
調べに対し、女は「特殊詐欺の受け子と知った上で、現金を受け取りに来たことに間違いない」と容疑を認めているということです。
警察はトクリュウグループによる詐欺とみて捜査しています。










