大会では補聴器や人工内耳をつけることができない

デフリンピックのバドミントンのルールは一般と変わりませんが、大会では補聴器や人工内耳をつけることができず、音がない世界でシャトルを追いかけます。

選手同士や指導者との会話は、それぞれにあった工夫が必要なようです。

(片山結愛選手)
「私は手話があまり得意ではなくて、人によっては全く読み取れない選手もいて、筆談だと全員が100%情報を受け取れるので、(日本代表の)監督は指示を書いてくれています」

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片山選手の強みは、「思い切った攻め」です。

音が聞こえないぶんを、動体視力で補いシャトルの動きを予測し、積極的にスマッシュを狙っていきます。

相手のあらゆるショットに対応できるようフットワークを強化し、動画でダブルスの動きを確認するなど、最終調整に余念がありません。

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