英語でのスピーチに挑戦

石村嘉成さんが英語のスピーチを披露するのは、アジア太平洋ギフテッド教育研究大会です。
同年代の子や経験のある人と比べて、ある物事に高い能力を示す「ギフテッド」と呼ばれる子どもたちがいます。その研究者が一堂に会する国際会議が、香川大学を会場に日本で初めて開かれることになり、嘉成さんが招待されました。
ギフテッドの子が才能を伸ばしやすいシステム作りや、特別な才能ゆえに周囲から孤立することのないよう、世間一般の理解を深める取り組みなどについて、各国の第一人者が議論を繰り広げます。

(第18回アジア太平洋ギフテッド教育研究大会実行委員長・愛媛大学教育学部 隅田学 教授)
「やはりこういう才能がある子は孤独になりがちなんですよ。これをみんなに知ってもらって、ネットワークをつくることがとても大事です。今回、それが世界でできるのが本当にうれしいです。」

(父 和徳さん)
「嘉成が、後に続く人の光や道しるべになれば、こんなに幸せなことはありません。本当に一生懸命に療育したこの子の母親が一番喜ぶでしょう。」
(石村嘉成さん)
「今回は『初めての楽しみ』です。」
(父 和徳さん)
「がんばれ嘉くん、英語のスピーチ、初めてやけん。」