母・有希子さんの存在

『何がなんでも、私が立派に育ててみせる!!』(母・有希子さんの手記より)

自閉症と分かった、我が子。身を粉にして療育に取り組んだのが、母・有希子さんでした。

「本当に愛情深い、大事に思う気持ちの強い、人間らしいお母さん」

(石村和徳さん)
「あれだけしたお母さんは、なかなかいないと私は思いますけど」

40歳の若さで病気のため亡くなった、有希子さん。その魂は、嘉成さんの中に生き続けています。

(石村嘉成さん)
「職業は、絵を描くこと。つまり、アーティストです!」

(絵画指導を行う 寺尾いずみさん)
「アーティストとは、描き続けることができる、作り続けることができる人。嘉くんは描く意欲が枯れないんです。」

(父 和徳さん)
「『自閉症』という枕詞がつかないアーティストになってほしい」