「高梁川の玉島乙島付近で、川に魚が広範囲で死んでいる」と視聴者からRSKに多くの情報が寄せられました。現場を訪れると、大量の魚が打ちあがっていました。いったい何が原因なのでしょうか。


(地元の人)
「今年初めて。どうなって死んだのか分からんけど」

(熊澤梨花記者 リポート)
「こちらの砂浜に流れ着いているのは大量の魚です。腐敗しているものもあり、生臭いにおいが漂っています」


倉敷市の水玉ブリッジラインのすぐそばには、体長60~70センチのボラの死骸が…。確認できるだけでもその数なんと、120匹にのぼります。
(記者)
「これはいつ頃から?」
(地元の人)
「2週間前くらいから。きょうは100匹くらいいるんじゃないんですかね」


一方、高梁川の潮止め付近では300匹以上のボラが水面に浮いていました。高梁川の広い範囲で確認されている謎の大量死。過去にも同じような状況がありましたが、これほど多いのは初めてだといいます。

「何年もここに来て撮影しているが、今年初めて(見た)。においがすごく臭いですよね。魚のね」

岡山河川事務所が行った水質調査では有害物質は検出されず、詳しい原因は分かっていません。


(岡山河川事務所高梁川出張所 佐藤律司出張所長)
「今回の状況からするとボラだけがよく死んでいるので、もし毒であれば他の生物もたくさん死んできていると思うので、水の中の酸素が消耗されて、酸欠になっているという可能性があります」


今後、岡山河川事務所は岡山県の水産試験場で死骸を調べ、原因を探る予定です。













