■ 鑑定結果は「別人の筆跡」一体だれが?

原告の夫
「私の分に関しては全く別人が(書いた)ものであると断定されました。妻の分に関しては、極めて別人が(書いた)可能性が強いと」

河内 弁護士
「借り入れの申込書に当たりますので、申し込みを別の誰かがしているということになれば当然、ご夫婦が申し込んでいないことの立証になると考えています」

河内 弁護士は、何者かが無断で養老保険からあわせて400万円以上の借り入れを行い、その金を着服した疑いがあるとみています。
子育ても一段落し、二人でゆっくりと過ごすはずだった老後の計画が狂わされ、裁判にまで発展。夫婦は精神的にも追い込まれています。

原告の夫
「中古マンションを、1千数百万ぐらいの、先々は二人だから小さいのを…(言葉に詰まり、妻が背中をさする)と思っていました」

夫婦は「自分たちと同じ思いをした人がほかにもいるのではないか」と事実を明らかにするため、裁判に踏み切りました。8日の公判で証人尋問に臨みます。

なお、この件について、かんぽ生命はRKKの取材に対し「現在係争中であり、お答えできかねる」とコメントしています。
