熊本労働局の審議会は、熊本県内の最低賃金について今より45円引き上げて時給898円とするよう熊本労働局長に答申しました。

引き上げ幅は過去最大です。

この答申内容は8月14日(月)、熊本市で開かれた審議会で、決められたものです。

45円の引上げを巡っては審議会に出席した委員長を除く委員13人のうち、経営者側の委員4人が「物価高騰で、価格への転嫁が進まない」などと反対しましたが、労働者側の委員たちあわせて9人が、TSMCの熊本県内進出に伴う経済効果などを理由に賛成し、最低賃金を898円とすることが決まりました。

今回の引き上げ幅は、厚生労働省が熊本県に示していた引き上げ目安額の39円を上回る結果です。

新たな最低賃金は、早ければ今年10月8日に適用される見通しです。