「箱買いしたミカン、1個だけカビてた!」

「鏡餅にカビが生えてしまった」

どんなに気をつけていても、カビは突然現れます。ここで私たちの頭をよぎるのが「もったいない」という悪魔のささやき。

『カビた部分だけちぎって捨てれば、残りは食べられるんじゃない?』
『お餅なら焼けば菌は死ぬよね?』

その油断が、思わぬ健康被害を招くかもしれません。

食品科学・応用微生物学を専門とし、食品衛生にも詳しい尚絅大学の前渕元宏准教授に、カビが生えた食べ物の「捨て時」と、知られざる「毒」のリスクを聞きました。