被災を乗り越えた南阿蘇鉄道。全線再開までの7年3か月を振り返ります。

2016年4月熊本地震。南阿蘇地域は、本震で震度6強を観測し、南阿蘇鉄道も大きな被害を受けました。
南阿蘇鉄道 中川竜一 総務課長補佐(当時)「被害状況を見ますとものすごい莫大な費用がかかると思います」

全線で運休が続く日々。観光客の姿も消えました。
南阿蘇鉄道 内川聖士 運転士「線路と車両を目の前にして運転できないというのが一番悔しいですよね」

「一日でも早い復旧を」
地震から3か月半後、南阿蘇鉄道は被害が少なかった高森ー中松(なかまつ)間(7・1キロ)で部分運行を再開しました。

復旧に向け重くのしかかっていた約70億円の復旧費はそのほとんどを国が支援することが決定。

熊本地震から2年、不通区間、中松(なかまつ)ー立野(たての)間での復旧工事が開始。
長陽駅 久永屋「自分の中ではやっとか、という気持ち」

駅舎や沿線で踏ん張り続けた人たちの胸に希望の火が灯りました。
全線復旧に向け一番の復旧の難所だった第一白川橋梁も、元のデザインや色で架け替えられることに。

南阿蘇鉄道 金子大希さん「南阿蘇鉄道にとってはこの橋(第一白川橋梁)は復興のシンボルになりますし、待っているファンの方がたくさんいらっしゃいますのでまたこの橋を上を列車が走る光景を見てもらいたいですね」
そして今年2月、被災区間の線路がすべてつながりました。

南阿蘇鉄道 津留恒誉 専務「まさにこのポイントで線路をつなげたということでほんとに感無量」
今年4月…全線での運転再開に向け試験運転開始されました。

新型車両が導入され、JR肥後大津駅までの乗り入れも訓練も…
南阿蘇鉄道 濱川秀斗 運転士「あの地震から被災した南阿蘇鉄道がついにここまできたかと思うと全線再開日の7月15日がとてもわくわくしていています」

そして、列車を待ち続けた立野駅前の店、ニコニコ饅頭では…
阿蘇立野名物ニコニコ饅頭 髙瀬大輔さん「あした全線再開ということでドキドキしています。お客さんの笑顔を見られれば自分はそれでいいかなと思います」

被災を乗り越えた南阿蘇鉄道。沿線の思いを乗せた列車がいよいよ15日、走り抜けます。









