展望浴場から絶景眺めて癒しのひととき

続いてやってきたのは青井阿蘇神社から車で8分ほど、明治43年創業の老舗『旅館 翠嵐楼(すいらんろう)』です。今年2月に再オープンを果たしました。
リポーター「目の前が球磨川ですよね」

こちらでは、昭和40年の水害の後、 ロビーを2.5m高くしました。しかし、3年前の7月豪雨では、最大4.8mの高さまで水が浸入しました。天井までもう少しというところまで水がきたそうです。

旅館 翠嵐楼 川野精一社長「お手伝いに来てくれたボランティアのみなさん、 同業者のメンバー、それからお客様、そういう人たちのおかげで逆にこっちが元気をもらって、立ち直っていけた」
二度の水害を乗り越えた『翠嵐楼』は新たな客室を加え、生まれ変わりました。

リポーター「うわー!きれいなお部屋ですねー」
川野社長「二つのお部屋を一つにした広さになっていまして、一番の売りは24時間入れるかけ流しの温泉です。内湯が楽しめます」

リポーター「いいんですか独り占めですよ。贅沢!」
さらに大浴場は、貸し切りができるものも含めて3種類。中でも展望浴場「翠河の湯」では、晴れの日に外を眺めると、まさに山紫水明の地。絶景が楽しめます。

リポーター「あー気持ち良いー!羽を伸ばすってまさにこういうことですよね」
人吉温泉は『美人の湯』と呼ばれ、肌はしっとりつるつるに。

身も心もリフレッシュしたあとは、料理長オススメ会席が味わえます。地産地消にこだわり、旬の食材を生かした料理は全15品。
球磨川水系で獲れた天然鮎の塩焼きをいただきます。

リポーター「中から身がバチンってはち切れてくるんですよ。噛んでいるうちに甘さが広がってきますよね。それから香りが素晴らしいですね。さすが人吉の鮎ですね」
部屋は他にも1泊およそ2万円から。さらに貸切り風呂付の夏季限定ファミリープランもあり、思い思いの時間を過ごすことができます。

川野社長「宿としてはたくさんのお客様にきていただく。そして、人吉の良さを知っていただく、そのためには『人吉のファン』を作っていかないといけないので、オールスタッフで頑張っています」
リポーター「今年の夏は、宿やグルメを活用しながら、存分に人吉を楽しんでいきたいですね」
