「7月豪雨」から3年、球磨川の氾濫で甚大な被害を受けた人吉。水害から復興し、再出発を果たす人々も。

今回はこの夏に泊まりたくなる、リニューアルしてますます魅力あふれる「人吉の宿」をご紹介します。

看板メニューはスイーツてんこ盛りの贅沢パフェ!

まずやってきたのは、青井阿蘇神社から車で2分ほど、おととしリニューアルオープンした『Ao.HOSTEL&CAFE LOUNGE(アオ ホステル&カフェ ラウンジ)』です。

「7月豪雨」の前までは、同じ場所で12年間『人吉ゲストハウス堺』として、徳澄(とくずみ)さん家族が経営していました。

Ao.HOSTEL&CAFE LOUNGE​ 徳澄冴夏 店長「(家族)みんなでここに住んでいたんですけど。午前7時ぐらいに球磨川から水が上がってきて、それから30分ぐらいで1階の部分は全部水没してしまって」

最終的には2階の半分ほどまで水に浸かりました。外壁のラインは、そのときの水の高さを表しています。

この場所をなくしたくないと、ボランティアの助けも借り、ホステルとして再出発。

シングルから4人部屋まであり、これからの時期はラフティング目当ての客で 賑わいを見せるそうです。

今回、注目はカフェ。宿泊者以外も利用でき、ドリンクだけでなく食事メニューも充実しています。

看板メニューの「パフェ」はボリューム満点。今月限定のさくらんぼのパフェは、ピスタチオのジェラートに、手作りのさくらんぼ入りのミルフィーユまでのった、贅沢かつ映える一品です。

気になるミルフィーユをガブリ!

リポーター「うわ!さくらんぼの甘酸っぱさ、カスタードもやさしい甘さですね。すごい戦闘能力なんですけどこれ」

お店の名前には徳澄さんの想いが込められているそうで…。

徳澄店長「『Ao』という言葉は、ハワイやニュージーランドの言葉で、光や夜明けという意味があるんですけど『人吉を照らす一つの光』になっていければという思いを胸に、これからも頑張っていこうと思ってます」

人吉への愛を感じる素敵な宿でした。