阿蘇中岳に新たな火口見学エリアが整備され、7月にも運用が開始される見通しとなりました。
阿蘇中岳の火口見学は現在、火口南側のエリアからだけとなっていますが、風向き次第では、火山ガス規制などで年間全体の開放時間のうち、約6割しか見学ができない状況となっています。

このため今回、火口西側に新たな見学エリアを設け、火山ガス検知器や退避壕(たいひごう)などの整備が完了したことから、6月14日、関係機関でつくる防災協議会が安全性を確認しました。

これで従来より2割ほど火口見学が可能な時間が増える見通しだということです。

新たな見学エリアは、火山ガス濃度が基準値以下で、従来の見学エリアが
ガス規制で入れない場合に運用されます。

阿蘇火山防災会議協議会 高木 洋 事務局長「多くの方々に実際の火口を楽しんでいただけるという認識でいます」

運用は7月上旬にも開始される見通しです。