時代の流れとともに生徒の個性を尊重できるよう変化する動きも。こちらは小国町の小国中学校で開かれた新しい制服のお披露目会です。

元々は学ランとセーラー服の学校でした。

しかし、生徒たちが意見を出し合い男女ともブレザーにすることに。女子はスカートとスラックスから好きな方を選ぶことができます。

小国中学校 生徒「SDGsを推進しているので、ジェンダー平等になるように男女ともに制服を着やすくするという面でこの制服を作りました」
小国中学校 生徒「新しい小国中として、歴史を作っていく制服としてありだと思う」
このように、性の多様性に配慮し、近年ジェンダーレス制服を取り入れる学校が増えていて、制服も進化しています。

光多制服 小中営業部 乙守 隆寛 課長「こちらのブレザーはどちらも男女兼用型で、ボタンがチェンジ式となっておりますので、生徒自身が希望するところにボタンを入れて着用することが可能となっております」

また、県内では、およそ3割の県立高校が女子のスラックスを導入していて、冬の防寒対策としても選択肢が広がっています。
熊本で、そのきっかけを作ったのは、1人の女子児童でした。
光多制服 笹本 純子さん「7~8年前に1人の女の子がスカートを履きたくないというお話を、役場や学校の先生に相談をされて」
女子児童の希望を叶えるべく、笹本さん達は3か月後に迫った中学校の入学式に向け女子も履けるスラックスの開発に取り掛かり、大急ぎで初めてのジェンダーレス制服を完成させました。
笹本さん「すごくうれしい表情で、ご自分の思いが通じたというところで、満面の笑みを浮かべていらっしゃった」
時代を象徴する学生服。生徒の学生時代を支える存在として変化を続けています。
